セル 関数

空白セルの個数をカウントする方法(countblank関数)

こんにちは、超文系リーマンです。

データが何も入っていない空白セル。
そんな空白セルが指定範囲内に何個あるのかを、指折り数えた経験はないでしょうか?
これ、ひとつずつ数えなくてもエクセルの関数を使えば、ほんのひと手間で完成してしまうんです。

こんな方におすすめ

  • 一個ずつ空白セルを数えていくのが面倒!
  • 一瞬で空白セルを数えてくれる、魔法みたいな方法が知りたい

ほら。

我が社の後輩、セルちゃんもこんな感じで悩んでいるようですよ?
ちょっと様子を見てくることにします。

いち、にー、さん、し・・・と
セルちゃん、何を数えてるの?
ウチの主力商品を提案する先を探してるんです。
それで、過去と現在の販売実績を見てたところです。
どれどれ?
なるほど、空白になっているセルが未販売先ってことだね?
はい、空白セルの個数を数えれば、今後のターゲット先となる得意先数が分かると思って・・・
そうだね。
いい考え方だと思うよ。
でも、空白セルの数を手動で数えるのは時間がもったいないな・・・。サクッと空白セルの数をカウントする方法を紹介しよう
お願いしまーす!

countblank関数で空白セルだけを数える

空白セルの数を数えるには、countblank関数を使用します。

解説

countを和訳すると「数える」になり、blankは「ブランク」なので、空白とか空っぽという意味です。
つまり、countblank関数というのは「空白を数える」関数ということになります。

関数の書き方はこのようになります。

=countblank(対象となる範囲)

今回使用するサンプルファイルはこちら。ある商品の年度別販売実績を管理するエクセルファイルです。

空白セルの個数をカウントするサンプル

表内の年度ごとの空白セル(ここでは未販売先)の数を関数を使用して数えていきます。

空白セルの個数をカウントするサンプル

それでは、まず2018年の空白セルを数えていきましょう。
C13セルを選択したら、数式バーにこのように入力していきます。

数式
=countblank(C4:C12)

この関数を日常語に翻訳すると、「C4セルからC12セルの範囲にある空白セルをカウントせよ」という意味になります。

空白セルの個数をカウントするサンプル

この状態で数式を確定すると、C13セルに(C4~C12セルにある)空白セルの数が表示されています。

空白セルの個数をカウントするサンプル

最後に、他の年度の合計を表示するセルにも数式をコピーしたら完成です。

空白セルの個数をカウントするサンプル

使える場面はアイディア次第

わぁ!すごい!
こうして見ると、昨年売れたのに今年はまだ売れてない軒数もひと目で分かりますね
そうだね。空白セルがあることはパッと見て分かるけれど、今回のように数字で示すほうが分かりやすい場合もある。
そんな時にはぜひ使いたい関数だね
ミーティングの日程調整の際にスタッフの空き状況を確認したり、会議室の管理など、他にも使えそうですね

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